どうしようもない自分が嫌で、変わりたいのに
ダメな部分を見つけるたびに落ち込んで、もっと自分のことが嫌いになってしまう。
「ありのままの自分を受けれよう」というけれど、こんな自分をどうやって受け入れればいいんだ!どう考えたってダメなやつなのに…
と正直思ってしまいますよね。
そこで今回はいつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本(根本裕幸)を参考に記事を作成しました。
あなたが自分のことを受け入れられないのはあなたの中に罪悪感があるからです。
そして、「ゆるす」ことがその罪悪感を手放すための方法なのです。
罪悪感ってなんのこと?許すってどうするの?との疑問に対して詳しく解説していきます!

春原紬です!
今回はこんな疑問についての記事です!
・なんで自分が嫌いなの?
・どうすれば楽になれる?
・自分を受け入れるには?
タイプ別ー7つの罪悪感ー

自分のことを受け入れられない原因である罪悪感には7つのタイプがあります。
- タイプ1 だれかを傷つけてしまった、壊してしまった(加害者の心理)
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例)友人と口論の末、相手を傷つけるひどい言葉を言ってしまった。
例)自分のことを愛してくれる恋人を裏切ってしまった。 - タイプ2 助けられなかった、役に立てなかった(「無気力」という罪悪感)
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例)いつも悲しんでいるお母さんを助けたくて毎日愚痴を聞いたり、励ましていたけれど、お母さんは全然元気になってくれなかった。
例)よかれと思って先輩の仕事のサポートをしたが、むしろ足手まといになって力になれなかった。 - タイプ3 なにもしていない、見捨ててしまった
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例)後輩が仕事で困っていることに気づいたが「ここは放っておいても大丈夫だろう」と見過ごしたら大きなトラブルに発展してしまった。サポートすればこうはならなかったのに。
- タイプ4 恵まれていることへの罪悪感
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例)仲良しの女友達のなかで恋人がいるのは自分だけ。だからラブラブな話はしづらくて、つい彼氏への不満や愚痴を話題にしてしまう。
例)夫の収入が良いため、比較的お金に困らない生活をしている。だからママ友のパートやお金のやりくりの話になると肩身が狭くなってしまう。
- タイプ5 自分は毒である 自分は穢れている
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例)自分といても幸せになれない、と思うので距離をとってしまう。
例)いつも傷つく方を、幸せになれない方を選んでしまう。 - タイプ6 親やパートナーから受け継いだ罪悪感
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例)母親が「私なんかの子供でごめんね」と思っていると子供もその罪悪感を受け継いで「私なんかが子供でごめんね」という感情を持つようになる。
- タイプ7 そのほかの罪悪感
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宗教的な理由。

いろんなタイプがあるんだね。あなたはどのタイプかな?
私たちは本来、「愛したい」生き物です。
なのに、愛せなかった・愛する人を幸せにできなかったとき罪悪感を覚えます。
今現在、あなたが心が消耗して自分を傷つける選択ばかりを無意識に取ってしまっているのなら、
幼少期などの過去にあなたが自分の無力感を感じたり肩身の狭い思いをしたからかもしれません。
自分をゆるす
さて、罪悪感を消すためには自分自身を許してあげなければなりません。
けれど何度も何度も自分を傷つけ責めてきたのですからすぐに自分を許して解放してあげることはできないでしょう。
なので、一度アファメーション(肯定的な自己暗示、肯定的な自己宣告)と呼ばれるやりかたを試してみてください。
以下の言葉は根本さんが推奨する〈無罪宣告〉です。
「私は私をゆるします。
私は無罪です。
私の罪はすべてゆるされました。
私は牢屋の扉を開け放ち、
自由に空を飛び回ることができます。
私は私を愛します。
私はもう無罪です。」
『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えて無くなる本』位置No.1227
この言葉を繰り返し言葉にしてみてください。
なんだかスピリチュアルな雰囲気があってもしかしたら抵抗感があるかもしれませんね。
ただ、いま自分のことを許せていない人たちは言葉を使って自分を責めて罰しています。
「自分はなんて無能なんだ」「こんな人間嫌われて当然だ」「生きる価値なんてない」、と。
このような言葉で胸が苦しくなるのですから、心を救うのもまた言葉なのです。
「これが今の自分だから」と自分を客観的にみる練習をしてみてください。

これが今の私だもんね。しょうがないよね。
ちなみに、読み上げる時は感情を込めない方が良いそうです。
感情をこめてしまうとそのぶんこの言葉に反発して葛藤が生まれてしまうからです。
また、アファメーションは即効性があるものではないので、土にまいた種に水をあげるようにコツコツ続けていくことでいつの間にか肩の荷が降りて心も身体も軽くなっていきます。
感情をこめずにやっても、どうしても葛藤が生まれてしまう…
とうてい自分を許すなんてできない…と思う方はこちらの記事を参考にしてみてください。↓
自分軸と他人軸

私たちは、一般的に問題が起こった時は原因を外に求めてしまいます。
- 先輩がもっとフォローしてくれたらいいのに
- 旦那が家でもうちょっと家事を手伝ってくれたらなぁ
- ほんと頼りない上司のせいで
- 親がもっと自由にさせてくれてたらなぁ
このように「他人軸」でいると自分の心がストレスで苦しい一方で、どこか楽だったりします。
なぜなら相手を責めているうちは自分自身は動かなくていい(変わらなくていい)からです。
しかし、たまたまその問題が解決すれば良いのですが、解決しなければ、その間あなたはじっと耐えるほかありません。
そうすると相手の言動に振り回されてイライラが募るだけになってしまいます。
なので、これは私自身の問題なんだと「自分軸」で受け止めるようにしましょう。
問題と問題として受け止めているのはあくまでも自分自身。
例えば、旦那さんが浮気をした際、「悪いのは旦那なのだから浮気相手とは別れて私に謝罪し罪を償うべきだ」と考えられます。
法律的、社会的、倫理的にはそうかもしれませんが、相手のせいにしている限り問題は解決しないのです。
「なぜ私は旦那の浮気問題の解決を、今、必要としているのだろう?もっといえば、どうして私は旦那に浮気をさせたんだろう?」と主体的に受け止めるのです。

罪を憎んで人を憎まずってやつかぁ。そんなのできるかな〜?
あくまでも解決を目的にしているので
自分に原因があると捉えることと、自分のせいだと思うことは全く違います。
「私が夫に甘えすぎてた」とただ自分を責めるだけでは解決にはなりません。
まとめ

何をやってもうまくいかない、自分が嫌いで仕方ない。
そう思うのに「あなたが苦しいのはありのままの自分を受け入れられてないからよ」と言われるとさらに自分がダメなやつに思えて苦しいかもしれませんね。
ありのままの自分を受け入れることは、自分の理想の人物にならなければできないことでは決してありません。
「上司の期待に応えられなくて、悲しくて悔しくて申し訳ない気持ちになってるなぁ。後悔しているなぁ」
とただ見つめる訓練をすると徐々に感情の波にのまれないようになります。
そして、自分が笑顔になれることをひとつでも多くしてあげましょう。
小さなことでも、幸せでいるのが申し訳ないように思えても、楽しいな・幸せだなと思える瞬間を増やすことで感謝の気持ちが芽生えたり心に余裕を持てるようになります。

私もまだまだ修行中です。いろんな知識や経験を吸収して、自分を大好きになりましょうね♪
いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本
今回記事を作るにあたって参考にさせていただいたのはいつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本です。
自分を許せない背景には罪悪感が隠れていて、その罪悪感を手放すことでもっと自由に生きられるのだという内容でした。
実際に根本さんがカウンセリングした事例とともに解説してあって読みやすかったです。
それと、一概には言えないとは思いますが、やはり幼少期の環境や感情が大人になっても潜在意識にすりこまれているのかなぁと感じました。
罪悪感をテーマにした本は珍しいものの、なるほどと思わせられるのでぜひ手に取ってみてください!
ちなみに、この記事に対する感想も書きました