【恩田陸】ノスタルジアの魔術師!大ファンによるおすすめ作品5選

恩田 陸さんは郷愁(きょうしゅう:異郷のさびしさから故郷に寄せる思い、ノスタルジア)を誘う情景がとっても上手な作家さんです。

ファンタジー、ミステリー、SF、ホラー、青春、冒険、音楽…さまざまなジャンルを得意としています。

私は恩田陸さんに出会ってからというもの、他の作家さんに手を出せないほどハマっちゃってます。

面白すぎて読むのをやめられない!続きはどうなるの!?』という興奮体験をしたい方には超オススメの作家さんです!

今回は、恩田陸さんを初めて知る方に向け、特におすすめな作品を5つご紹介します!

目次

夜のピクニック

あらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説

どんな人にも広く受け入れられやすい作品です!

読後、とても清々しい気持ちになります。

爽やかな風を頬に感じ、夜の匂いがするようです。

高校生の頃は目の前の人間関係が世界のすべてだったなぁ、なんて思い出しながら、あの頃の将来への不安や期待感を懐かしく感じられます。

麦の海に沈む果実

あらすじ

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語

幻想的で、詩的で、不気味な雰囲気

登場人物が美男美女で魅力たっぷりなのも惹かれます。何がこんなに不安な気持ちにさせるのか?薄気味悪さに胸騒ぎをするのに心を捉えて離さない、独特な空気に引きずりこまれます。

これぞ、恩田陸の世界観!を存分に体験できる作品です。

「異常」や「逸脱」って本来なら遠ざけたい物なのに、好奇心が抑えきれず興味を惹かれる自分に驚きました。ミステリ好きの方はこちらをどうぞ!

(私は恩田陸さんの本に出会ってミステリの面白さを知りました)

チョコレートコスモス

あらすじ

芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを──。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう! 興奮と感動の演劇ロマン

『ガラスの仮面』のオマージュであるこちらの作品。

すごい本に出会ってしまった!としばらく興奮がおさまりませんでした。

舞台・演劇が好きな人はもちろん、全然興味ないよ〜という方でも楽しめます!

どの登場人物も魅力的で、人間臭くて美しい。

緊張感と臨場感に息を呑み、鳥肌がとまらないです!文章を読んでいるのに、登場人物の息遣いや表情が実際にみえるのです。

周囲の人を魅了するほどの才能をもって生きるってどんな感覚なんだろう…。

蛇行する川のほとり

あらすじ

演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。

あぁ〜〜大好きな名作きました。

少女の心の危うさ、儚さ、美しさがぎゅぎゅっと詰まった作品です。

この人の描く世界はなんて美しいんだ!?と思ったあの衝撃が忘れられません。情景描写の巧みさを見せつけられました。

少女特有の『他人との境界線が曖昧で、特に同性に対する友情と愛情と憧れと妬みが混ざる感覚』が丁寧に表現されていました。

蜂蜜と遠雷

あらすじ

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。

ピアノコンクールにあらわれる天才と、秀才と、かつての天才。

文字を読んでいるのに何故か耳元で音楽が聞こえてきた、と読んだ人が口を揃えて評価するこの作品。

むしろ実際に音がないからこそ、自分の中にだけ響く音を愛おしく思えるのかもしれません。

本の分厚さに読む前はウッとなるかもしれませんが、読んだ後は登場人物と自分も知り合いになったかのような気分です。

もう読んで何ヶ月も経ちますが、心の中に彼らの世界が残っています。

まとめ

以上。恩田陸さんのおすすめの作品5選でした。

  1. 夜のピクニック(新潮文庫)
  2. 麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
  3. チョコレートコスモス (角川文庫)
  4. 蛇行する川のほとり (集英社文庫)
  5. 蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

恩田陸さんの作品は、どれもラストがあっさりしている印象です。

ですがすでにどっぷり世界観に浸かってしまっているので、どうしたって心の中にはずっと残るのです。

もう物語の中の彼らを忘れることはできません。

そうやってハマっていく過程が楽しくて心地よくて気持ちいい。

女性の方が受けるのかな?と思ったりしますが、普段は東野圭吾や司馬遼太郎をよむ私の父も『蛇行する川のほとり』を読んでアレは面白かった!と絶賛していたので年齢男女問わず楽しめると思います!

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この記事を書いた人

つむぎ
大学では哲学科を専攻した20代女性

自身が傷つきやすく悩みやすいので、同じような「繊細さん」に寄り添える発信を目指しています。

彼氏をこよなく愛してる

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